嘔吐

作家になりたい統合失調症の女が色々考えるブログ

二度目の自殺未遂

さて、今回はメンヘラらしくメンヘラっぽい記事を書こうと思う。
お題はタイトルの通りである。
わたしは過去に二回自殺未遂をした。一度目は瀉血で、二度目は車道飛び出しだ。たしか、瀉血については以前書いたと思う。
今回は二度目の自殺未遂について書こうと思う。

その日、わたしは一人で散歩をしていた。
普段なら父がついてきてくれるのだが、その日は父がいなかった。
なので、一人で散歩をしていた。
車が走る。わたしはそれを眺めている。
むくむくと湧き上がってきた感情――「轢かれたい」

こんな経験はないだろうか。
例えば、駅のホームで走ってくる電車が見えると飛び出したくなる。
高いところに行くと、飛び降りたくなる。
ロープがあると、首を絞めてみたくなる。
わたしはいつも、そう思っているのだ。希死念慮から来る自殺願望……自分でも止められない衝動だ。

本当は、夢もあるし、三十路までは生きていたいのだ。
しかし、自殺は本当に衝動的なものだ。いつ死ぬか、わたしにもわからない。
なにはともあれ、わたしは散歩をしていて、そこで車に轢かれたくなったのだ。

T字路から車が走ってきた。
よし、逝ける!!!!!!!!!!!!
わたしは勢いよく車道に飛び出した。そして、はねられたのだ。
車の中から運転手が慌てて降りてくる。「大丈夫ですか!?」そう声をかけてくる。
わたしはしばしその場で茫然としていた。死ねていない。それ上、大した怪我もしていなかったのだ。
相手がT字路から出る際に徐行運転をしていたのも幸いして、わたしはのうのうと生き延びてしまったのだ。
必死に謝ってくる運転手に、わたしも必死に謝った。元はと言えばわたしの自殺衝動で起こった事故だ。100%わたしが悪い。
尚も謝ろうとする運転手を振り切って、わたしは何食わぬ顔で散歩を続けた。
家に帰って、全身を見てみたが、大きな痣ができていただけで、他に怪我の一つもなかった。
この肉体はあまりにも強靭すぎた。もっとスピードを出している車に跳ねられるべきだった。
そんなわけで、わたしの二度目の自殺は失敗したのである。

今回の一件から学んだ。
人に迷惑をかける自殺方法はやめよう、と。
わたしが勝手に車道から飛び出しただけなのに、運悪くわたしを跳ねてしまった運転手がいい人だったら、きっとわたしが死んだら一生悔やみ続けるだろう。
まだ若い女性を自分が殺してしまったことに罪悪感を感じるだろう。
もし次に自殺したくなったらば、飛び降りを選ぶことにしよう。
夜が明けぬうちに、誰にも知られずひっそりと死のう。

何度でも言うが、三十路までは生きていたいのだ。
しかしながら、自殺企図は止まらないのである。
この世界は、メンヘラにとって生き辛い世界だ。
特に、統合失調症を患ったわたしにとっては、日々の幻聴やまったく寛解の兆しがないこと、それに希死念慮と合わさって、ますます生き辛い。
はやくこの人生を諦めたい。今まで何度そう思ったことか。
しかし、叶えたい夢がある。
その夢が叶えば、わたしの人生観もまた変わるのかもしれない。

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