「黄昏の百合の骨」恩田陸
「黄昏の百合の骨」読了したので、ここに感想をしたためておこうと思う。
さすがは恩田陸だな、と思った。
緻密に練られたストーリーに、的確な比喩表現。憧れる他ない。
恩田陸の初期の作品はお世辞にも面白いとは言えないが、今回の作品は当たりだった。
本当に面白かった。
わたしは比喩表現が下手くそだ。
作家を志望する者として致命的である。
だが、文章は読んで書いているうちに必ず上達する。
わたしも、いつかは恩田陸のような作品が書けるように、精進したいと思っている。
以下は雑記である。
バイオリンが習いたくて仕方がない。
バイオリンで弾きたい曲があるのだ。今まで、何度ヤマハのエレキバイオリンを買おうか迷ったことか。
しかし、独学でバイオリンを弾けるようになる自信はない。
なので、わたしはバイオリンを習いに行きたいのだ。
美しいものは大好きだ。美しいものを愛するためにわたしは生まれてきた。
好きな画家はグスタフ・クリムト。好きな音楽家はフランツ・リスト。
わたしは美しいものが好きなのだ。
なので今回読んだ本の言い回しの美しさには惚れ惚れとする。
でもここで惚れ惚れしていたところで、わたしの夢は叶いそうにないので、習作をたくさん書いてかいて書きまくって、いつの日か作家になれると信じている。
三十路になっても夢が叶わなかったら、夢にも人生にも終止符を打とうと思っている。