嘔吐

作家になりたい統合失調症の女が色々考えるブログ

夢こそが原動力

なかなか寛解しないのである。

リスパダールを1日12ミリ、エビリファイ30ミリ。どちらもマックス処方である。
それなのに、この得体のしれない不安感や妄想が止まらない。
相変わらず外に出るのは怖いし、家に篭って次に応募する賞のためのプロットを立てる毎日。
今わたしがやるべきことはそれなので問題はないのだが、病院へ行くために外に出るのも嫌なのである。

人の視線は容赦なくわたしに突き刺さる。
歩き方がおかしいのだろうか。
見た目が悪いから見られているのだろうか。
悪臭を放っているから見られるのだろうか。
この人はわたしを殺すのではないだろうか。
わたしは誰かに後をつけられているのではないだろうか。
考え出したらキリがない。

全部妄想だ。きっと妄想だ。
それはわかっている。自覚はある。
妄想、思い込みとまではいかないが、周囲の人間が全て敵に見えてしかたがない。
他人とは怖い生き物だ。何を考えているのかわからないし、何をしでかすかわからない。
わたしは他人が怖いのだ。
どうせみんなわたしの悪口を叩いているのだ。
そう思うと会社に戻るのも怖い。
会社に戻ったら、悪口を言われるに決まっている。
迷惑をかけてしまうに決まっている。
その度にわたしの心は痛み、キリキリと締め付けられるような感覚を覚えるのだろう。

現状、今の薬の量でも復職できないわけではないと薬剤師さんには言われた。
しかし、わたしにはどうにも踏ん切りがつかない。
今わたしが復職したとして、邪魔にしかならないのではないか。
迷惑なだけではないだろうか。
そう考えると会社に復帰するのが怖い。
でも、復帰をして、金を貯めなければならない。

会社に復帰したら読書する時間も書く時間もかなり制限される。
睡眠を捨てて作業に打ち込まねばいけなくなる。
それも嫌なのだ。
わたしは本を読んでいたいし、文を書いていたいのだ。

おそらく復帰は11月になるだろう。
休職し始めてちょうど一年だ。
さすがにこれ以上は休めない。
それまでにわたしの病状が回復して、薬さえ飲んでいれば普通の人と同じように働ける状態にあることを祈るしかない。

繰り返すが、他人は怖い。
だから、極力関わりたくない。
そんなわたしの態度は周囲にはひどく無愛想に映るだろう。
それが恐怖からくるものであると、周りは思わないだろう。

でも、働く上で人との関わりは必須である。
嫌でも人の目につく。
どうかわたしのことは空気だとでも思っていてほしい。
わたしに極力関わらないでほしい。
事務的なこと以外で話しかけないでほしい。
労りの言葉もいらない。
ただ、そっとしておいてほしい。

わがままを言っているのは承知である。
でも、わたしは他人と関わるのが嫌なのである。
数少ない友人と遊んだりすることも最近は億劫になっている。
幻聴も止まらない。

この陽性症状が治れば、少しは良くなるのだろうか。
薬に頼らずともストレスを処理できるようになるのだろうか。
お先真っ暗である。
ただ、今は、さっさと作家としてデビューして仕事を辞めることしか考えていない。
作家になる。それだけが今のわたしを突き動かす力になる。

病状がよくならなくても、わたしは作家になるための努力は惜しんでいない。
いろんな本を読んで、プロットを練っている。
今は、今のわたしにできることを全力でやらねばならない。
頑張ろう。頑張りたい。
わたしは作家になるんだ。これだけが、病状がよかろうとよくなかろうとわたしの原動力になるのだから。

今は祖母の家に遊びに来ている。
わたしはこれから本を読む。
また読み終えたら、ここに感想をしたためようと思う。
今回読むのは宮部みゆきの時代もの短編小説なのだが、宮部みゆきを読みすぎて最近飽きてきた。
折原一の「異人たちの館」が読みたいのだが、なかなか書店に売っていない。
15日がすぎたら、アマゾンで買おう。買って、読もう。
ミステリー作家になりたいのだから、ミステリーをたくさん読みたいのだ。
たくさんのミステリーを読もう。
病状がよくなくても、やらねばならないことがある。 今はただ、本を読んで書き続けることしかできないが、それでいい。
頑張ろう。頑張ろう。
たくさん本を読もう。たくさんの語彙力をつけよう。
それだけが、今わたしが生きている理由なのだから。

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