嘔吐

作家になりたい統合失調症の女が色々考えるブログ

「狐火の家」貴志祐介

読み終えた。感想を書いておこうと思う。

こちらの本も、大学時代に読んだ本をもう一度読み直そう大作戦で読み直した本だ。
内容は四編からなる短編集。どの話も、最後にきちっとオチがつけられてるところが素晴らしい。
何より文章の読みやすさが半端ではない。長い台詞でもサラサラと流れるように頭の中に入ってくる。
榎本というキャラクターもよく、楽しんで読める本だった。

大学時代に最も読んでいた本の作家業が貴志祐介だった。
榎本シリーズではまだ「硝子のハンマー」が残っている。
その上、「新世界より」も読める。
わたしは今まで「新世界より」ほどおもしろい小説は読んだことがない。それくらいにこの本はおもしろいのだ。
それこそ、もう一度読んだら感動と、そして自分の文章の拙さの自覚で涙してしまうかもしれない。
しかし、貴志祐介の本は面白いので、短編集くらいなら二、三時間あればすぐに読み終えられてしまう。
貴志祐介の本はそれくらいおもしろいのだ。
新刊が出ないことが本当に悲しい。

次は「硝子のハンマー」を読む。
こちらは確か長編だったような気がするので、心して読もうと思う。

どうでもいいが、最近英語の勉強を始めた。
高校教師をやっている父親にあまりの問題集をもらい、参考書を読みながら高校レベル(高校レベルといっても、父親の勤め先の高校の偏差値は高いので、すこしハイレベルなのだが)の問題集を解いている。
大学時代にドイツ語とロシア語を専攻していたので、英語に触れるのは実に6年ぶりくらいになる。
しかし人間の記憶力は案外持つもので、簡単な英語であれば今でもサラサラと読めるからすごい。
いずれは英会話ができるようになりたいので、作家修行と共に頑張ろうと思う。
とりあえず、今からタバコを吸って、一息ついたら英語の勉強をしようと思う。

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