「クビキリサイクル」西尾維新
この作品は、西尾維新のデビュー作である。
しかも、わたしが応募したいと考えているメフィスト賞を受賞してのデビューである。
一体どのくらいの水準のものを書ければ、メフィスト賞をいただけるのだろう?
そう思いながら読んだ今作だが、わたしはまたしても打ちのめされた。
まるで言葉を自在に操っているようだった。
それも、思考することなく当然のように。
父さんが「西尾維新みたいに書こうと思うな」と言った理由がよくわかった。
言葉の使い方が上手い。上手すぎる。
このような作品を弱冠20歳で書いたと言うのだから驚きだ。
西尾維新は天才だ。わたしのような凡人とは格が違う。
そのことを突きつけられた。そんな1冊だった。
次に読む本は、同じく西尾維新の「クビシメロマンチスト」だ。
「クビキリサイクル」もそうだが、ラノベ調で読みやすく、すらすらと読めてしまう。
明日も読書に励もう。そして書くのだ。
わたしにしか書けない文を。
わたしにしか書けない物語を。