「豆の上で眠る」湊かなえ
読み終えた。
湊かなえといえば売れっ子作家なので、今回はじめて手に取ってみた。
だが、わたしにはあまり合わない物語だった。
推理小説を書かせるならば男性作家、という気持ちが拭えなかった。
女性はどうやっても感情が先に立つことがまま多い。
でも、ミステリーはどこまでも理論的でなくてはならないのだ。これはわたしの持論であり、自戒でもある。
文章も好きな文体ではなかった。
だが、湊かなえが悪い作家だとは思わない。
物語の構成力は素晴らしかったし、得られるものはあった。
次は、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を読もうと思っている。
こちらも女性作家だが、海外のミステリーがどんなものなのか知るにはいい本だろう。
むしろ「なんで今まで読んでこなかった?」感が強い。
まんをじして読む海外ミステリー。
どんな本か、楽しみである。