「新世界より(中)」貴志祐介
ようやく中巻を読み終えた。
「新世界より」は大学時代から何回も読んでいる本であり、結末は知り尽くしている。
しかし、何度読んでも胸を打つものがある。
ネタバレになってしまうが、瞬が業魔になってしまい、主人公の女の子に「ずっと好きだった」と言うシーンは涙を流してしまった。
業魔になってしまったばかりに処分されねばならない無情さが、悲しく思えて仕方なかった。
本当に、本当に、涙が止まらなかった。
その後の展開も面白く、そして切なく、早く下巻が読みたいと思わせられる本だ。
この後から、下巻を読んでいこうと思っている。
貴志祐介の本はどれも面白くて、何度読んでも飽き足らない。
これからもたくさん本を出してくれることを祈るばかりである。